表示空間データからの領域抽出(概要)

MyriaViewでは、3次元以下の表示空間データから閾値処理に基づいて領域を抽出し、この領域を選択的に表示することが可能です。領域抽出は、大まかには以下の流れに沿って行います。

(1)指定した表示チャンネルの画素値について、等値面構造を解析します。この際、空洞を解析するか否かなどの条件を指定します。離散化された画素値と表示空間軸の下で得られる等値面は有限個とできることから、MyriaViewではこれらを全て求め各々の等値面画素値・等値面内領域サイズと、相互の並立・包含関係を抽出します。従って、生じ得る全ての等値面を評価の対象とすることが可能です。

(2)解析結果から、等値面内領域を対象とする以下のような領域抽出を行います。等値面内領域を対象とすることにより、内部の空洞を含む領域抽出が可能です。

(2-1)画素値を基準とする領域抽出

(2-2)領域サイズを基準とする領域抽出

(2-3)実領域/空洞領域の選択抽出

(2-4)極値領域(極大値/極小値)の抽出

(2-5)個別領域の抽出

(2-6)カーソル周辺領域の抽出MRIHead1

 

これらの処理のうち、表示空間が1次元の場合に空洞の解析および極大値/極小値領域の同時抽出は対象外となります。

 

最終更新:2015年7月9日

 

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